この世の涯てまで、よろしく
持ってる
1
気になる
3
好き
0
嫌い
0
このアイテムを登録している人
ピアニストのアルトゥアは、自分は50年前に死んだはずなのになぜか幽霊として蘇っていることに気づく。そして1999年の現在の音楽家たちと出会い、他にも同じように蘇った幽霊たちの存在に気づく……というゴーストストーリー? 幻想味はあまりないが、アルトゥアの生きたナチスドイツ台頭期のヨーロッパや亡命生活、現代の音楽家など、細部の描写がなかなかよい。
ナチの悲劇の時代から50年後、突然蘇った若きピアニスト。幽霊の身である彼がかくまわれた先は、音楽学校。過去の悲劇もあり殺人事件も起きたりするが、一つにはこの音楽学校の、音楽に見せられた若い連中の生きた感じが描きたかったのかな、というぐらい隠し様のない親愛みたいなものが漂っている(ちゃんと客観性もあるし辛口混じりなのにもかかわらず)。私自身が音楽の好きな人同士の話を横で聴いているいるだけでも好きなので、それだけでも楽しく読めたなぁー。


図書館で探す
持ってる
気になる